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おしゃれな洗面台5選。洗面ボウルの種類や素材も解説

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おしゃれ洗面造作洗面台

洗面台は、家族が毎日使う場所であり、乾燥した冬の時期には、手洗いの重要性の高まりとともに、使用頻度も増えていきます。そんな生活する上で欠かせない場所であるからこそ、お気に入りのデザインの洗面台を使いたいものですね。今回は、おしゃれな洗面台のポイントや洗面ボウルの種類などについてお伝えしていきます。

おしゃれな洗面台を実現するには?

洗面台というと、洗面ボウルや収納棚などの全てが一体となった、既製品の洗面化粧台を思い浮べる場合が多いのでないでしょうか。そのようなメーカー製の洗面台も使いやすいように考え抜かれていますが、注文住宅では、それぞれのパーツを空間のテイストや大きさに合わせてオーダーメイドする、「造作洗面台」を取り入れることもよくあります。

雑誌やSNSなどで見かけたお気に入りのデザインを実現したいという方や、洗面ルームの間取りや大きさにより、既製品だと収まりが悪いという場合には、造作洗面台がおすすめです。そして、洗面台を構成する要素の中でも、洗面ボウルとカウンターは、印象を左右する大切なパーツなので、じっくりと検討したいポイントでもあります。

洗面ボウルの種類

・ベッセルタイプ

ベッセルタイプは、洗面カウンターの上にボウルを据え置きするスタイル。高級ホテルやレストランのお手洗いなどで、よく見かけるデザインです。洗練された空間を演出できることから、近年人気が高まっています。ベッセルタイプの注意点としては、洗面ボウルに高さがあるので、カウンターが高すぎると腕が当たってしまったり、低すぎると使い勝手が悪くなってしまうので、最適な高さを考慮する必要があるでしょう。

・埋め込みタイプ

埋め込みタイプは、カウンターの天板に穴を開けて、洗面ボウルを落とし込むように設置するスタイルです。上部に出ている洗面ボウルの縁の部分と、カウンターの色や素材感とのバランスをデザインできるところが魅力と言えます。洗面ボウルとカウンターの接している部分に、水気や汚れが溜まりやすいので、こまめな掃除を心がけると良いでしょう。

カウンターの種類

・メラミン化粧板

最もポピュラーな素材であるメラミン化粧板は、柄などを印刷した紙をメラミン樹脂でコーティングし、当て板と一緒にプレスして作られます。撥水性が高く、日々のお手入れも簡単で、防水性もあるので腐食の心配もいらないなど、水回りの素材としてのメリットをたくさん持っています。ポップな色や柄のものや木目調、モルタル調などラインナップの豊富さもメラミン化粧板の魅力です。

・天然木

天然木は、種類によって柄や色味が異なるので、自分の好きな色合いや木の種類、風合いなどを選ぶことができます。水にはやや弱いところがありますが、表面をウレタンクリアで塗装すると、撥水効果が出てきます。定期的に天板を拭いて、水分をとっておくことが大切です。木材ならではの肌触りの良さや、質感を楽しめる、味わい深い洗面台を作ることができます。

おしゃれな洗面台①タイルが可愛らしいミラーキャビネットの洗面台

こちらの造作家具の洗面台は、木の温もりを感じられる、優しい雰囲気に仕上げています。洗面ボウルは埋め込み式で、洗面カウンターとほぼフラットな造りのため、お手入れがしやすいことが魅力です。また、水栓金具を壁付けにしていることで、水滴が洗面ボウル周りに溜まりにくいのもうれしいポイント。カウンターと鏡の幅が広く、カウンターの一部には椅子を置けるスペースがあるので、忙しい朝の時間帯でも二人並んで身支度ができますね。

おしゃれな洗面台②ネイビーと木目の色合いがおしゃれ

大きな引き出しと収納棚がある広々とした洗面スペースです。洗面台に使われた木肌のナチュラルイメージと、扉に使われたネイビーのシックなイメージとのコントラストがおしゃれな雰囲気を演出しています。洗面台はつなぎ目や凹凸がなく、壁面に沿って立ち上がりがあり水撥ねも気になりません。この部分に水栓がついているため、日々のお手入れも簡単です。手洗いや顔を洗うときの使い勝手が良くなるように、左右にはステンレスの水切りや、ちょっとした物を置けるサイドガードもついています。

おしゃれな洗面台③ホワイトで統一したスタイリッシュな洗面台

白一色でそろえられた、清潔感と明るさがあふれる洗面室です。洗面台とカウンターが一体となっているので、デザイン的にもすっきりしているだけでなく、お手入れもしやすいという2つのメリットがあります。カウンター前面にタオルバーが設置されていて、シンプルでありながらも機能的。また、カウンターの下にはあえて収納を作らないことですっきりとした印象を作りつつ、代わりに床から天井までの大きな収納クローゼットが供えられています。

おしゃれな洗面台④木製カウンターで身支度のできる洗面台

広々とした空間に長いカウンターとシンプルな洗面ボウルで、すっきりとした使いやすい印象を受ける洗面室です。洗面ボウルをカウンターの上に置くスタイルは、カウンターとの段差が生まれることで、水撥ねが防止できるというメリットがあります。洗面ボウルが設置された背面の壁には、タイルを貼ることでお手入れが楽になると同時に、デザイン性も高まります。温かみのある木の色と同系色のタイルは空間に程よく馴染みつつ、アクセントとしても効果的です。

おしゃれな洗面台⑤落ち着いた色合いのタイルがアクセントの洗面台

独立した洗面室は思い立った時にすぐに使えて便利です。コンパクトな空間なので、家具のように自分好みにデザインできる自由度が高いのも魅力ですね。こちらは造作家具の洗面カウンターに埋め込み式の洗面ボウルを設置しています。カウンターよりも少し小さめの洗面ボウルなので、ハンドソープを置いたり小さな花瓶を飾ったりもできそうです。洗面カウンターと壁は木目と白で温かみがありますが、タイルと水栓金具やタオルバーは黒を基調とした色で空間を引き締めています。

まとめ

洗面台の選び方で、洗面ルームの印象はガラリと変わります。洗面台を選ぶ際には、デザインに着目するのはもちろんのこと、使いやすさや家族のライフスタイルなども含めて検討したいものです。たくさんの選択肢のなかから、自分の暮らしにぴったりな洗面台を見つけることが、造作洗面台の醍醐味なのかもしれませんね。こだわりの洗面台を持つ家を建てたいとお考えであれば、ぜひ一度専門家へご相談ください。

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著者:一級建築士 岸 弘

           

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