土間のメリット・デメリットとおすすめポイント
コラム
土間とは、室内空間ながら床板を貼らずに、たたきと呼ばれる仕上げや最近ではタイルなどで仕上げた空間のことです。
元々、室内空間ながら土足のまま使うことで、汚れなどを気にせず作業ができる場所として、農作業や台所仕事を主に行なっていました。
今回はそんな土間のメリット・デメリットを踏まえたおすすめポイントをお伝えいたします。
目次:
土間のメリット
土間のメリットは
- 掃除が簡単
- 天気と関係なく作業ができる
- 多目的に使うことができる
などがあげられます。
外と中の中間地点といえる空間である土間は、靴のままでも出入りできる家の中の空間として、外の作業を室内でできる、汚れた時にも外に掃き出すだけで掃除ができたり、多目的に使うことができます。
土間のデメリット
土間のデメリットは
- 冬は寒い
- 段差ができてしまう
などがあげられます。
室内ながら、土足も可能な空間として室内との段差を作ることがほとんどのため、どうしても段差ができてしまいます。また、外から繋がる空間となるため、地面に近く寒くなりがちです。これらのデメリットは設計でほとんどが解決できます。
土間のおすすめポイントと事例紹介
家族で自由につかえる広々空間
家族で使える土間は人工芝を引いて、家の中に庭のような空間を作り上げています。外では天気により遊べないこともあるかもしれませんが土間であれば、外と中の間の空間としていつでも遊ぶことができますね。水栓も用意することで、外から入ってきた時にもさっと汚れを落とすことができそうです。
さまざまな使い勝手に対応する
玄関から繋がる土間が横に繋がるこちらの事例。玄関から繋がる土間は、外には置きたくないが室内にも入れるのは憚られるような、自転車やベビーカーはもちろんのこと、台車やスーツケースなども置いておくことができます。普段の生活で大活躍しそうですね。
家事室としての土間
こちらの事例は、サンルームとしても使える土間となっています。明るい光がたくさん入り、天気にかかわらず洗濯物を干したり、時にはプランターの植物の植え替えなどもできそうですね。
多目的で、さまざまな利用が可能な土間は、近年人気のスタイルです。仕上げもタイルなどを使うことで、モダンな仕上がりとすることも可能です。室内空間とのつながりや、冬の寒さ対策など、ポイントを押さえて計画すれば、家族の暮らしがより一層豊かになるのではないでしょうか。
ぜひ、さまざまな事例を見ながら土間のある生活を検討してみてはいかがでしょうか。
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著者:一級建築士 岸 弘