COLUMN コラム

家の中の見せ場になる、フォーカルポイントの作り方

コラム

タッチパネルフォーカルポイント収納スペース

家づくりにおいて、皆さん大体のイメージは持っている方が多いのではないでしょうか。雑誌などを参考にして、シンプルなスタイルなのか、ナチュラルなのか、ゴージャスな感じがいいのか、など……。全体のデザインのイメージはとても大切ですが、細部にこだわりをデザインすると格段に特別感が目に見えて現れてきます。

1.シンプルな中にも遊び心を演出

窓の役目は明り取りや換気と言った実用的な部分もありますが、大きさや形によってデザインとしての重要なポイントになる場合も多いのです。小さめのフィックス窓を等間隔に配置することでシンプルな中にも遊び心を演出することに成功しています。また、このフィックス窓から入る日の光が家の中に入ることによって光のデザインも表現されます。

2.タッチパネルもデザインすることでポイントに

最近、新築の家の中には、快適に暮らすために便利なシステムが沢山ありますが、それに伴って電灯スイッチ、給湯システムのリモコン、インターホン等のパネル類も付いてきますね。それらのパネルは一か所に配置されている方が便利ですし、そういう場合が多いと思います。ただ、一か所に集めるだけではなく、この写真のようにデザインされていれば、目を引くポイントになりますね。 

3.鮮やかな色を使うことでフォーカルポイントに

キッチン脇にある、ウォークインストッカーです。家全体のデザインとしてはシンプルでナチュラルなイメージですが、このように一部の空間に、鮮やかな色を配置することでフォーカルポイントになります。ただ、奥まったスペースなので、空間全体のイメージを壊すことなく、デザインを引き立てることが出来ています。また、収納空間の壁という事で、実際に使用する際には様々なものを収納するので、少しぐらい思い切った色遣いをしても目立たないというメリットもありますね。 


また、キッチンとの間に扉は付いていないので、キッチンで作業しながらストッカーとキッチンを行き来するのが楽ですね。ただ、扉が付いていないことで収納スペースが外から見えてしまう事が少し心配ですが、壁にデザインされた開口部があることで、別の領域であることがハッキリとしますし、目隠しとしても効果があります。

4.本をギャラリー的に収納するスペース

パネル類の収納方法として、こちらはパネル類が配置されている下に、本をギャラリー的に収納するスペースをデザインしています。背面を同素材とすることで、見せる収納としての一体感を演出しています。

家づくりにおいて、デザインよりも実用性を求める場面もあると思いますが、ご紹介したデザイン例を見て頂くと、「実用性とデザイン性、両方を叶えることが出来る」という事がお分かりいただけたのではないでしょうか。また、そのデザインがフォーカルポイントとして、家の中で魅力ある見せ場になることもあるという事も。こういったポイントはやはり自分だけで考えるのは少しハードルが高いと思いますので、細部までこだわりたい方は是非プロにご相談頂ければと思います。