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家族が集まる場所はみんなが大好きになる空間にしよう。~リビング編~

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ダイニングリビング和室

家の中で起きている間、一番長く過ごす場所はリビングではないでしょうか。
例えばある家庭での一日。お母さんは朝いちばんに起きて朝食を作り、食卓に並んだ家族の顔を見ながら、今日もみんな変わりなく元気であることに安心して家族を送り出します。家族はそれぞれの職場や学校へ行きそれぞれの時間が終わったら夕方、家に帰り夕食までリビングで今日あったことなどを報告したり、勉強をしたりして過ごします。その間にお母さんは夕食を作りながら家族の会話に参加したり、家事の合間に子供の勉強を見てあげたり。

夕食が出来れば、家族で食卓を囲み、会話を楽しみながら食事をします。食後は家族でソファでテレビを見たり、同じ空間にいながら一人で音楽を聴いたり、勉強したり。最近は個室に閉じこもらないような子育てをしている家庭が多いことから、さらに家族が集まりやすい工夫をしたリビングが増えています。

1.その魅力には抗えない! 「冬のこたつ」という仕掛け

1.その魅力には抗えない! 「冬のこたつ」という仕掛け

冬はリビングが一番暖かくて気持ちのいい場所です。そのリビングにこたつがあったら……。もうこれはリビングから離れることはできないほどの魅力的な存在ではないでしょうか。必ず寝落ちするとわかっていながら、子供たちはこたつに勉強道具を持ち込むことは間違いありませんし、お父さんも新聞を眺めながらついゴロンとしてしまうでしょう。

2.リビングに併設した和室もフラットで行き来しやすく

リビングに併設した和室もフラットで行き来しやすく

家で過ごすことが多くなってきた昨今。運動不足を感じている方も多くいらっしゃると思います。こちらの事例ではリビングに併設して和室がありますが、バリアフリーでフラット仕様ですし、間仕切りも完全にオープンです。このような畳スペースがあると、運動不足を感じたときにすぐにこの場所を使って、家族の存在を感じながらストレッチなどを気軽にできるのではないでしょうか。フローリングは素足に気持ちがいいですが、ストレッチをするには少し体が痛いなと感じる人もいらっしゃるかもしれませんが、その点畳の程よい硬さと柔らかさは軽い運動にはぴったりですね。

3.リビングに階段があれば、個室からアクセスも抜群!

リビングに階段があれば、個室からアクセスも抜群!

玄関から帰ってきてリビングに直行したくなるものですが、そうするとリビングに荷物が散らばってしまい、片付けるのも大変になってしまいます。こちらの事例のようにリビングの中に個室へ通じる階段があれば、家族の顔を見ながらただいまが言えて、荷物を個室へ置いたらすぐにリビングに降りてこられます。お母さんから見ても、家族が一度はリビングを通って個室へ行くことで、家への出入りを確認出来て安心できる仕掛けといえます。

今回はリビングに家族が集まる工夫のある事例をご紹介いたしました。家で過ごす時間が増えている家庭も増えている昨今、一人で作業する時間も必要な時もありますが、家族団らんはやはり楽しいものです。どうしても個室が必要な時以外はリビングに集まりたくなる工夫をしてみてはいかがでしょうか。きっと、同じ空間にいれば、それぞれが違うことをしていても安心できる家族関係が育めるはずです。

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著者:一級建築士 岸 弘

           

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