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玄関ポーチとは? 役割と作る際に大切なポイントをご紹介

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おしゃれ玄関玄関ポーチ

玄関ポーチは、その家の第一印象を決める場所であり、日々の暮らしやすさに直結する場所でもあります。おしゃれな印象でありながら、機能的で使いやすい玄関ポーチを実現するには、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか? 今回は、玄関ポーチの役割や作る際のポイントについてご紹介いたします。

玄関ポーチとは?

玄関ポーチとは、玄関の前の屋根や庇のついた空間のことを指します。雨や日光を遮り、出入りしやすい環境を作ります。家や玄関ポーチの形にもよりますが、ちょっとしたスペースがあれば、傘立てや自転車、鉢植えなどを置くこともできます。玄関ポーチには、屋根があるだけのスッキリとしたものから、植栽やフェンス、照明にもこだわった、デザイン性の高いものまで、様々なバリエーションがあります。

玄関ポーチの役割

・日差しや風雨による劣化を防ぐ

玄関ポーチの上にある屋根や庇には、強い日光や雨風が、直接ドアや玄関周りに当たらないように保護する役割があります。玄関に直射日光が当たり続けると、玄関内の温度が高くなってしまったり、紫外線による劣化で、ドアが開きにくくなってしまうことも。庇があることで、玄関の設備の劣化のスピードが抑えられ、メンテナンスの頻度も下がります。

・雨の日も出入りしやすい

日常生活の中で、玄関ポーチのメリットやありがたみを感じるのは、なんと言っても雨などの悪天候の日なのではないでしょうか。雨に濡れることなく傘を開閉したり、帰宅時には傘の雨粒を落とす場所となったり、屋根のおかげで、玄関をスムーズに出入りすることができます。その他にも、宅配便の荷物を一時的に置いたり、来訪者の応対をするなど、コンパクトなスペースでありながら、暮らしをちょっと快適にしてくれる場所として様々に活躍します。

玄関ポーチを作る際のポイント

・広さ

玄関ポーチは、家族みんなで出かけたり、大きめの買い物などの荷物を運んだり、宅配業者の対応をしたりと、複数の人が行き交う場所でもあるので、できるだけ広めの空間を確保しておきたいところ。ドアの構造が外開きの場合は、玄関ポーチの面積が狭すぎると、ドアの開閉のたびにぶつからないように気を遣う必要があり、使い勝手の悪さを感じてしまう可能性もあります。目安としては、2~3名の人が入れるくらいのスペースがあると、使いやすい空間となるでしょう。

・屋根や庇

玄関ポーチを覆う屋根は、小さすぎると日光や風雨を防ぎ切れない可能性があるので、雨に濡れずに出入りできるくらいの大きさがおすすめです。その他には、キレイな状態を保ちやすいかかどうかも大切なポイントです。家の外観のデザインやスタイルにもよりますが、ある程度傾斜のついた形の方が、ゴミも溜まりにくく掃除もしやすいでしょう。

まとめ

玄関ポーチは、その家の印象を決める場所なので、デザインにもこだわっておしゃれな空間にしたいものです。また、少しの工夫で玄関ポーチの実用性も向上させると、毎日の生活がよりスムーズで快適なものになるでしょう。ぜひ、玄関ポーチにも着目した家づくりをしてみてはいかがでしょうか。デザイン性と実用性を両立した住まいをお考えであれば、一度専門家へご相談ください。

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著者:一級建築士 岸 弘

           

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