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無垢材フローリングのメリット・デメリットとは?お手入れ方法も解説

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木の温もり無垢フローリング無垢材

無垢材フローリングは、木の質感を楽しめる自然素材として人気の高い床材です。温かみのあるナチュラルな雰囲気や時間の経過と共に変化する風合いなど、無垢材にはたくさんの魅力があります。そんな無垢材フローリングの快適な住まいを実現するには、無垢材のメリットやデメリット、お手入れの方法などを知っておくことが大切です。今回は、無垢材フローリングについてお伝えしていきます。

無垢材とは?

無垢材とは、一本の木から切り出した自然のままの木材のことです。木を切り出し、乾燥や塗装などの加工を施したものが無垢材になります。木で作られた床材には、無垢材の他に複合フローリングと呼ばれるものもあります。複合フローリングには、集成材や合板などの基材の上に、スライスした天然木の板を張り合わせた突き板タイプがあります。床材の断面を見てみると、両者の違いは一目瞭然です。無垢材フローリングは、それぞれが違った表情をもつ唯一無二の素材であると言えます。

無垢材フローリングのメリットとデメリット

・無垢材のメリット1:無垢材の肌触りや温かみ

無垢材は内部に空気を含んでいるため、保温性が高いのも特徴の一つです。無垢材フローリングの上を裸足で歩くだけでも、ほのかな温かみを感じられます。無垢材の中の空気が断熱の役割も果たすので、冬場でも冷たい空気が無垢材に伝わりにくく、冷えを和らげます。

・無垢材のメリット2:調湿作用で部屋を快適に

無垢材には、湿気の多い夏場は湿気を吸収し、冬場は水分を放出するという調湿作用があり、一年を通して部屋を快適に保ってくれます。暑い夏にベトベトとした不快感を感じることなく、冬場は乾燥や静電気を防いでくれます。

・無垢材のデメリット:膨張・収縮のリスク

水分の吸収と放出をする調湿作用により、無垢材は縮んだり膨らんだりする性質があります。それにより、無垢材の床に隙間や反りが発生してしまうこともあります。この問題は、施工前に無垢材をきちんと処理をしたり、適切な間隔をあけて施工することで避けることができるでしょう。12週間程度、無垢材を使用する場所に置いて、含水率を安定させることも一つの方法です。

無垢材フローリングのお手入れ方法

お手入れをこまめにすることで、無垢材フローリングをより長持ちさせることができます。まず、お手入れの基本としては、水拭きがあります。水拭きの際は、硬く絞った雑巾で床全体をくまなく拭きましょう。大体1~2ヶ月に一度くらいの頻度がおすすめです。そして、半年~1年に1回は、ワックスアンドクリーナーなど専用のクリーナーで汚れを落としましょう。さらに、使っていて撥水性が落ちてきたなと感じたら、再塗装をするのがおすすめです。

まとめ

無垢材フローリングは、一つ一つの木目に違いや味わいがあり、使い続けることでさらに変化する風合いを楽しむことができます。そんな無垢材フローリングは、「注文住宅を建てるなら、気に入った内装や床材を選びたい」とお考えの方にもおすすめの素材と言えるのではないでしょうか。家族が永く住むことのできる、こだわりの家を建てたいとお思いであれば、ぜひ一度、専門家へご相談ください。

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著者:一級建築士 岸 弘

           

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