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注文住宅でおしゃれな書斎を作るレイアウトのポイントと実例5選

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おしゃれレイアウト書斎

注文住宅でおしゃれな書斎を作るレイアウトのポイントと実例5選

注文住宅を建てるなら、仕事や勉強のはかどる書斎を作りたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。書斎には、個室やオープンスペースなどの様々なパターンのレイアウトがあります。書斎の場所や家具の配置によって、作業をする際の快適性も大きく変わります。今回は、使いやすくおしゃれな書斎のレイアウトのポイントについて、ご紹介していきます。

集中できる書斎レイアウトのポイント

集中できる書斎レイアウトのポイント

生活スタイルの変化も見据えてフレキシブルに

家族の人数が多いご家庭の場合は、時間帯によって使う人が変わったり、子供の成長に合わせて机や椅子を買い換える必要が出てくることもあるでしょう。高さを調節できる家具を選ぶなど、レイアウトの変更も見据えて、その時々に最適な書斎作りを意識することが大切です。

使いやすさを重視してデスクを選ぶ

デスクで主にどんな作業をしたいかによっても、最適なデスクの大きさは変わってきます。本やノートでの読み書きが主体であれば、幅80cm程度でも問題ないでしょう。モニターを置いてパソコンを使う場合は、幅120cm以上あると使い勝手のよい書斎になります。椅子を置くスペースとしては、最小で75cmほど確保できるとよいでしょう。

収納を充実させてスッキリと

スッキリとしたデスクを維持するためには、書類や文房具などをしまっておく収納が必須といえます。作業効率の観点から収納をどの場所に配置するかも、重要なポイントとなります。デスクの下に収まる引き出しや、机に対してL字型の配置、壁面収納など様々なバリエーションがあります。座った状態で必要なものを出し入れできる形にすると、効率が上がり作業しやすい空間に。

インテリアで集中できる空間を演出する

書斎は、ただ作業をする場所というだけでなく、気持ちの切り替えができる自分だけの空間でもあります。そんな空間づくりに欠かせないのが、インテリアの工夫です。たとえば、落ち着いた色合いの壁紙や観葉植物を取り入れると、視覚的にもリラックスして集中しやすくなります。照明もポイントで、目が疲れないような手元ライトを使えば、作業効率もアップするでしょう。

窓の位置にも気を配る

書斎の快適性を左右するポイントのひとつに、窓の位置があります。窓の位置によって光の入り方や視線の抜け感が変わり、空間全体の雰囲気にも大きく影響します。たとえば、自然光が程よく差し込む位置に窓を設けると、日中も気持ちよく作業ができますし、目にも優しい環境が整いますね。窓の前にデスクを配置すれば、外の景色にふと視線を向けて気分転換することもできます。

おすすめの書斎のレイアウト【広さ・タイプ別】

おすすめの書斎のレイアウト【広さ・タイプ別】

【2畳のオープンな書斎】デッドスペースを活用する

柱の間や階段下などのちょっとしたスペースや、用途が定まっていないスペースがあれば、その場所を書斎として活用してみるのもおすすめです。こちらの事例のように、造作のカウンターと本棚を設置するだけで、宿題や家事などのできる便利なワークスペースが完成します。造作の家具は、周囲の収納と同じ素材で作ることができるので、統一感のある空間が実現します。

【2畳のオープンな書斎】デッドスペースを活用する

【4畳のオープンな書斎】家具をまとめてレイアウト

3〜4畳ほどの空間があれば、机と椅子と本棚を置いて、コーディネートされた書斎が作れます。大きめの机を配置すれば、一人で作業するためだけでなく、親が仕事をしながら子どもたちの勉強をみたり、みんなでパズルやゲームをしたりなどのグループワークにも活用できます。

【4畳のオープンな書斎】家具をまとめてレイアウト

【6畳の個室】ベッドとデスクの配置をバランスよく

6畳ほどの個室を確保できる場合は、大きめのデスクや本格的な本棚などの収納もレイアウトできます。パソコンを使う方であれば、モニターやパソコンの本体、周辺機器などを配置してもゆとりのある大きさのデスクを選ぶと良いでしょう。寝室兼用の書斎であれば、クローゼットの開閉に干渉しないかどうかなど、動線を意識してレイアウトを決める必要があります。

おしゃれで快適な書斎のレイアウト実例5

キッチンの隣におしゃれな書斎があると使い勝手抜群

キッチンの隣におしゃれな書斎があると使い勝手抜群

キッチンを中心に、L字型に配置されたリビングとダイニング。パブリックな空間とプライベートな空間をゆるやかに分けられる、暮らしやすい間取りです。キッチンのすぐ隣にはダイニングテーブルがあり、家事動線も効率的です。家族みんなが自然にお手伝いしやすいのも魅力ですね。その背面カウンターと並んで設けられた書斎スペースは、ちょっとした作業にも便利。お子さんの宿題や調べ物、自分のPC作業など、多目的に活用できます。壁に向かって机が設置されていることで、家族と同じ空間にいながらも集中しやすいところも嬉しいポイントです。

広い書斎スペースで緑を見ながら作業できる

広い書斎スペースで緑を見ながら作業できる

自然に囲まれた立地を生かした、大らかで開放感あふれるこちらの住まい。吹き抜け階段をのぼった先の2階には、吹き抜けに面した書斎スペースがあります。大きな窓からは外の緑豊かな景色が楽しめて、自然光もたっぷり入る心地よい空間。デスクに向かえば、仕事にも読書にも集中でき、ふと視線を上げれば季節のうつろいを感じられるひとときに癒されます。家族の気配を感じられる距離感も絶妙で、ひとりの時間を大切にしながらも、つながりを忘れない設計が魅力的です。

収納が充実した書斎で作業効率もアップ

収納が充実した書斎で作業効率もアップ

勾配天井が生み出す開放感が魅力のLDKの一角に、静かに佇むように設けられた書斎コーナー。キッチンの背面カウンターと並ぶようにレイアウトされていていますが、リビングの領域から少し外れることで、自然と集中できる空間になっています。壁際には収納棚が設置されていて、書類や文具、ちょっとした日用品もしっかり片づけられ、デスクの上はいつもきれいな状態をキープできます。さらに、すぐ横の壁には四角く切り取られたピクチャーウィンドウがあり、まるで絵画のような景色を楽しむことができます。

書斎のデスクと椅子もシンプルでおしゃれなものを

書斎のデスクと椅子もシンプルでおしゃれなものを

階段を上がってすぐの2階のオープンスペースに位置するこちらの書斎。窓に向かって設置された造作のカウンターには、シンプルで洗練されたデザインのハイチェアがぴったりと調和し、スタイリッシュな雰囲気を醸し出しています。作業スペースとしての機能性を持ちながらも、外の景色をゆったりと眺めながらお茶やお酒を楽しむ場所としても活躍します。開放感を感じながら、集中やリラックスができる特別な空間となることでしょう。

L字型デスクのある集中しやすい書斎

L字型デスクのある集中しやすい書斎

こちらの住まいは、1階にも家族の気配を感じながら使えるスタディスペースがありますが、2階にはしっかりと集中できる個室の書斎があります。書斎の壁には深みのある緑色のアクセントクロスが貼られており、視覚的にも落ち着きを与えてくれます。L字型のデスクは作業効率を高めてくれて、資料や道具も手の届く範囲にすっきりと収まります。誰にも邪魔されずに集中したい時に、まさにぴったりの空間ですね。

まとめ

書斎というと重厚な机や本棚をイメージしがちですが、家の中のちょっとしたスペースや寝室の一角などに机と椅子を置けば、その場所が快適で使いやすい書斎となります。用途によって最適な広さやレイアウトは異なります。家族にとって使い勝手の良い書斎をお考えであれば、ぜひ一度専門家にご相談ください。たくさんの事例の中から、ぴったりのプランをご提案させていただきます。

出雲市で注文住宅を建てるなら協友建設へ
著者:一級建築士 岸 弘

           

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