アクセントクロスを取り入れるポイントと実例紹介
コラム
「アクセントクロス」という言葉をご存知でしょうか。部屋の一部に色や質感の違った壁紙を採用してアクセントとして魅せるテクニックで、そのアクセントとなる壁紙をアクセントクロスと呼びます。
一般的に、室内のクロスは白を選ぶ場合が多いかと思います。白は光を多く反射して室内を明るくしますし、室内のインテリアも合わせやすく、価格もお手頃なものが揃っており、取り入れやすくなっています。
室内全ての壁や天井が真っ白というのも、シンプルで素敵ですが、今回は、インテリアのポイントとなる、アクセントクロスについてお伝えしていきます。
目次:
アクセントクロスを取り入れるポイント
ポイント1:アクセントクロスを取り入れる面積
アクセントクロスは、アクセントとして一部に取り入れる形となりますが、おおよそ全体の壁面積の20%〜30%の範囲で取り入れるのが良いでしょう。 4面の壁があったとすると、その1面をアクセントクロスとする程度が目安と言えます。
ポイント2:アクセントクロスの色
では実際にどんな色を選べば良いのでしょうか。 色には、寒色、暖色、中間色があり、まずは色味の好みを選びます。 次に、明度や彩度といった明るさや鮮やかさを調整していきます。 最終的には、好みの色を選んでいただくのが一番です。 お好きな色があれば、壁にするのはどうかな?という色であっても、明度や彩度を調整することでお部屋に馴染むこともありますので、ぜひご相談ください。
ポイント3:サンプルの取り寄せ
大体の方向が決まってきましたら、サンプルを取り寄せることがあるかと思います。 その際に、小さなサンプルですと壁の面積で見た時の印象がわかりづらいことがあります。サンプルを取り寄せる場合は、できるだけ大きなサンプルを取り寄せるのがポイントです。
アクセントクロスの実例紹介
アクセントクロスの実例1:パントリーの壁面に
こちらは、パントリーの壁面に鮮やかなブルーを採用した事例です。北欧風のインテリアのリビングダイニングに合わせ、アーチ型の特徴的な入り口とブルーの壁面が印象的です。 室内に取り入れるのが難しい場合は、小さな空間の壁面に採用するのも一つです。
アクセントクロスの実例2:トイレの壁に
こちらはトイレの壁面に、まるで木を貼り付けたように見えるクロスをセレクトしています。リビングなどでは面積が大きくなってしまうので、ポイントとなるデザインをトイレに採用するのもおすすめです。
アクセントクロスの実例3:天井にアクセントクロスを
こちらは空のようなデザインのクロスを天井に選び、のびのびと明るい子供部屋となっています。ごろんと寝転がると広がる青空は、落ち込んだときにもこころを癒してくれそうですね。このように、壁面だけではなく天井にポイントとしてアクセントクロスを取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
アクセントクロスは、壁紙を白ではないものをセレクトするだけでインテリアのアクセントとなり、毎日の生活に彩りを添えてくれます。壁紙は比較的安価で取り入れることができるので、事例なども参考にぜひ検討してみてはいかがでしょうか。