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平屋住宅のメリット・デメリット 平屋の人気の秘密とは

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ワンフロア平屋自由設計

今回は、近年人気となっている「平屋」をご紹介します。

平屋とは、階段や二階のない1階のみで建てられた家のことです。同じ広さの土地に立てるならば、2階3階があった方がお得なのでは?と思われるかもしれませんが、平屋にはたくさんのメリットがあります。平屋の人気の秘密をお伝えいたします。

1.平屋住宅のメリット・デメリット

平屋は、ワンフロアで階段のない作りとなるため、それまでマンションや賃貸住宅などで階段のない暮らしをしていた方にも、暮らしやすいというメリットがあります。また、上階がないため、天井高を高くすることも可能です。勾配天井などで吹き抜け以上の解放感ある空間を作り出すこともできるのです。階段がないメリットとして、子供の事故が起こりにくいことや老化で足腰が悪くなった時にも暮らしやすいことなどがあげられます。

デメリットとしては、ワンフロアで全ての機能を満たすために、広い敷地が必要となるといった点です。家族が多く、個室が欲しい場合などは、事前に検討が必要と言えるでしょう。また、間取りを自由に計画しすぎると窓のないスペースができてしまうなどの問題がありますが、平屋のメリットである屋根からの光を取り入れる、中庭を取り入れると言った方法で解決が可能です。
間取りが自由に決められるからこそ、設計はしっかりと専門家に相談することが大切と言えそうですね。

2.平屋で間取りを自由に設計

平屋は、上階が無いため生活導線も自由度が高く設計することが可能です。二階建ての場合は、水回りや吹き抜け、特に階段スペースなど、上階との絡みがあるとパズルのように間取りを調整しなければならず、妥協が必要な場面も出てきてしまうかもしれません。平屋の場合は、階段がいらないため階段スペースも必要ありませんし、上階との兼ね合いも気にすることなく間取りを自由に計画することが可能です。

高さに変化を出したい場合は、小上がりを作ったり、高めに作った屋根にあわせてロフトスペースを設けるなど、つながりのある空間のなかで変化を出すことも可能です。
天井などを高く設定した場合、室内の冷暖房効率が気になる方もいらっしゃるかもしれません。この問題に対しては、高気密高断熱の高性能な住宅設計ができれば問題ありません。平屋ならではの、大空間でのびのびとした暮らしを冬は暖かく、夏は涼しく過ごすことができるでしょう。

平屋は広い土地が必要ですし、場合により選択から外れてしまうこともあるかもしれません。長く暮らしていく家ですから、天井が高く広々とした平屋ならではの空間を検討してみてはいかがでしょうか。

 

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著者:一級建築士 岸 弘

           

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