COLUMN コラム

エントランスをおしゃれで使いやすく

コラム

エントランスハイドア土間玄関玄関

エントランスとは建物の入り口・玄関のことをさします。複数の入り口がある建物では、最も立派な正面玄関がエントランスと呼ばれます。エントランスはその家の「顔」とも言える大切な場所なので、デザインや機能にこだわりたいという方も多いのではないでしょうか。今回は、おしゃれで使いやすいエントランスの実例をお伝えします。

1.シックなハイドアで空間をスマートに

エントランスから入ってすぐに目に留まるのは、枠のないモダンなハイドア。白い壁に黒いハイドアのコントラストが、空間を引き締めスタイリッシュな印象を作っています。収納棚やフローリングは木のぬくもりを感じる優しい色合いで、モダンでありながらもどこか温かみも感じられるエントランスと言えそうですね。扉付きの収納棚を取り入れると、余計なものが目につかない、すっきりとした空間が実現します。棚の上にお気に入りのインテリアをおけば、飾り棚のようにも楽しめますね。

2.明るく心地よい光あふれるエントランス

エントランスは家族にとって毎日使う場所だからこそ、心地の良い空間にしたいものです。こちらの事例では、窓から入る光が明るく開放的な空間を作り上げています。背の高い扉付きの収納は圧迫感が出てしまうこともありますが、採光とたたきから浮かせて設置することで、広々としたおしゃれで軽やかな印象に。生活感を隠しながらたくさんの靴や物を収納できるので、まさにエントランスのおしゃれで使いやすいアイデアと言えるのではないでしょうか。

3.家族が憩える土間空間のエントランス

広々とした土間のあるエントランスにテーブルを置けば、そこは家族みんなでリラックスできる場所にもなります。親子で絵本を読んだり、黒板にお絵描きをしたり……。子供たちにとっては、自由に動き回れるワクワクする空間となっているかもしれませんね。吹き抜けから降り注ぐ自然光や、大開口の窓から望む庭の緑など、室内に居ながら自然を感じられる伸びやかなエントランス。出入りのためだけでなく趣味や読書なども楽しめて、多目的に活用できます。

4.シューズクロークの魅せる収納でスッキリと美しく

家族の多いご家庭ではぜひ取り入れたい大容量のシューズクローク。機能性は抜群ですが、急な来客時にもスッキリとした印象をキープするのはなかなか難しいものですよね。そんな時はこちらの事例のように、エントランスの動線をお客さま用と家族用で分け、家族側に収納をまとめてしまう方法があります。エントランスに入ったらベビーカー、カサ、靴などをしまいながら室内へ。通り抜けできるので、帰宅後やお出かけの動線がスムーズです。使い分けることで、お客さま用のエントランスはいつでもスッキリをキープできそうですね。

おしゃれでありながら様々な収納や機能性を兼ね備えたエントランスをご紹介しました。エントランスは出入りするためだけの場所ではなく、採光やドアのデザイン、土間の広さや収納の取り入れ方によって、家族の暮らしをより豊かなものにしてくれる場所であるとも言えそうです。ぜひこの機会に、そんな理想のエントランスについて考えてみてはいかがでしょうか。

出雲市で注文住宅を建てるなら協友建設へ
著者:一級建築士 岸 弘

           

関連記事